外資系派遣会社
外資系派遣会社とは、海外に本社がある外資系人材派遣会社の日本法人のことを指します。
世界で初めて人材派遣業をスタートさせたのはアメリカのマンパワー社ですが、日本における人材派遣業は、1966年、マンパワー社が日本に進出し、マンパワー・ジャパン社を設立したのが始まりです。
マンパワー・ジャパンはまずは当時東京に進出していた外資系企業にスタッフを派遣することから日本における事業の基盤を築き上げ、徐々に日本の銀行や商社などへと顧客層を広げていきました。
そのマンパワー・ジャパンの動きに追随するようにして、日本でも独立系の人材派遣会社が次々と生まれ始めたのです。
まだ派遣会社という業態が国から認められておらず、事務処理請負サービス事業として指揮命令も派遣先ではなく自社で行わなければいけなかった時代の話です。
外資系派遣会社の特徴
外資系派遣会社の特徴としては、やはり何と言っても外資系企業の求人に強いことが挙げられます。
外資系派遣会社は世界各国に拠点を置いてグローバル展開しており、そのネットワークを通じて同じようにグローバルにビジネスを展開している外資系企業の現地法人の採用を各国で支援しているのです。
外資系企業のお仕事を探されている場合は、外資系の派遣会社に登録するのがおすすめです。
代表的な外資系派遣会社
代表的な外資系の派遣会社としては、下記の会社が挙げられます。
- アデコ株式会社(本社:スイス)
- マンパワーグループ株式会社(本社:米国)
- ランスタッド株式会社(本社:オランダ)
アデコ株式会社は、世界最大の総合人材サービス企業、アデコグループの日本法人で、設立は1985年とそこまで早くはありませんが、日本でも既に業界第3位の売り上げ規模を誇る大手派遣会社に成長しています。
マンパワーグループ株式会社は、世界80ヵ国に展開しており4,300の拠点持っている人材派遣のMANPOWER INC. の100%出資の日本法人で、日本で最初の人材派遣会社でもあります。
ランスタッド株式会社は、アデコグループに次いで世界第2位の売上規模を誇り、オランダに本社を置くランスタッド・ホールディングの日本における持株会社であるランスタッドグループジャパンの子会社です。
いずれの企業も人材サービス領域において世界を代表するグローバルカンパニーであり、多数の外資系企業求人を保有しています。
外資系の企業でお仕事をしてみたいという方は、ぜひ外資系派遣会社へ登録してみることをおすすめします。