時給制で働く派遣社員の給料
ここでは、時給制で働く派遣社員の賃金相場についてご紹介していきます。
派遣社員として働く方々の約8割弱は、時給制で働いていますが、実際にはどの程度の時給をもらっているのでしょうか?
当然時給は職種やスキル・経験などにより異なりますが、全体のおおまかな傾向として、下記のアンケートデータを参考にすることができます。
派遣社員の時給

(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)
上記グラフによれば、もっとも多いのは時給1,200円~1,600円で働いている方々で、全体の5割弱を占めています。
そして、時給1,600円以上で働いている方々も全体の4分の1弱は存在していますので、一般的なアルバイトの時給と比較すると派遣社員の時給は総じて高い傾向にあることが分かります。
次は、業種別に派遣社員の時給データを見ていきます。
事務・販売系の方々の時給
事務・販売系の派遣社員の方々の時給データは下記となっています。
事務・販売系(時給)

(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)
事務・販売系職種の派遣社員の場合は、時給1,200円~1,600円までの間で働いている方々が全体の約半数を占めており、全体の4分の1弱は時給1,600円以上となっています。
製造・軽作業系の方々の時給
次に、製造・軽作業系職種の派遣社員の方々の時給データを見てみましょう。
製造・軽作業系(時給)

(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)
製造・軽作業系職種の派遣社員の方々の場合、時給1,200円未満で働いている方々が大半であることが分かります。
割合でみても時給1,200円未満で働く方々の割合は年々増えており、平成22年と平成23年では賃金の下降にも下げ止まり傾向が見られるものの、相変わらず厳しい状況は続いていると言えそうです。