派遣社員としての就業期間と就業社数
今後派遣社員として働いていこうとお考えの方の中には、派遣社員として働いていく場合、いつまで働いていけるのか、何社ぐらいで働いていく形になるのか、など今後の働き方についての不安をお持ちの方も多いのではないかと思います。
そこでここでは、派遣社員として働いている方が、実際に現在どの程度の期間を派遣社員として働いており、何社ほど経験しているのかなどを、実際のアンケートデータを基にしてご紹介していきます。
派遣社員としての就業期間
まずは、現在派遣社員として働いている方が、どの程度の期間を派遣社員として就業しているのかを見ていきましょう。
下記のアンケートデータを見てみて下さい。
今まで派遣で働いた期間を通算するとどのくらいですか?(通算派遣期間)
(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)
上記データを見ると、平成23年の段階で、既に派遣社員としての就業期間が3年以上となっている方が全体の60%以上を超えており、多くの方が派遣社員としてのキャリアを長年積み上げていることが分かります。
中には10年以上を派遣社員として働いている方も15%以上おり、派遣社員とは言えども経験とキャリアを身に付けていれば長期に渡り働いていけることが分かります。
派遣社員としての就業社数
次に、現在派遣社員として働いている方々が過去に何社で就業経験があるかを見ていきましょう。
今まで働いたことのある派遣就業先は何社ですか?
(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)
就業者数として最も多いのが1社および2~3社となっており、派遣スタッフの多くの方々は一つの会社で継続的に就業する傾向が強いことが分かります。
ただし、4社以上の就業経験がある方も3割以上は存在しています。派遣社員の場合は正社員とは違って有期雇用なので、そもそも就業社数は多くなりがちです。
しかし、雇用期間については本人のスキルや能力などよりも派遣社員を活用する企業側の都合による部分が大きいため、就業社数の多さが次の就職先探しに影響することはあまりありません。
それよりも実務スキル、つまり「何ができるのか」ということがもっとも重要だと言えます。