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派遣社員と年齢について

これから派遣社員として働いていく場合、いったいいつまで派遣社員として働くことができるのか、不安に感じている方も多いのではないかと思います。

正社員から派遣社員になるのは簡単ですが、派遣社員から正社員になるのは簡単なことではありません。

そのため、一度派遣社員として働いていくことを決めたからには、最後まで派遣という働き方を貫く可能性が高いと考えておく必要があります。

正社員の場合は通常定年を60歳~65歳としている企業が多いため、リストラなどの憂き目にあわない限りは60~65歳ぐらいまでは働き続けることがイメージできますが、派遣社員の場合はどうなのでしょうか。

ここでは、実際のアンケートデータを基にして、派遣社員と年齢というテーマについて説明していきます。

ますは、下記のアンケートデータを見てください。

年齢

派遣社員の年齢

(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)

派遣社員全体の傾向としては40代の派遣社員の数が徐々に伸びてきており、平成20年には全体の約24%だったのが、平成23年には全体の約29%、3割弱まで増えてきていることが分かります。

やはり多いのは30歳~39歳までの年齢層ですが、40歳以上の派遣社員の方もかなり増えてきているのが現状だと言えます。

次に、職種のタイプ別に年齢を見ていきます。

事務・販売系(年齢)

事務・販売系の派遣社員の年齢

(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)

事務・販売系職種の場合、2012年現在では35歳~40代までの派遣スタッフが全体の5割以上を占めていることが分かります。

逆に、20代~34歳までの若年世代は徐々に数を減らしていることが分かります。

製造・軽作業系(年齢)

製造・軽作業系の派遣社員の年齢

(※一般社団法人日本人材派遣協会 2011年度「派遣スタッフWebアンケート(調査結果)」より引用。)

製造、軽作業系の場合には、35歳~39歳まで層が非常に増えてきており、逆に34歳以下の世代については大きく数が減ってきていることが分かります。

また、事務・販売系と技術・軽作業系では平均年齢はほとんど同じであるにも関わらず、年齢構成については大きく異なることも分かります。

50歳以上の派遣社員の方については、事務・販売系よりも製造・軽作業系の方のほうが多くなっています。

ただ、いずれの職種にせよ50歳以上の方は一定の割合で存在しており、正社員の定年時期に近い年齢でも派遣社員として働いている方がいるということが分かります。

派遣社員とはいえどもしっかりとキャリアを積んでいけば長く働くことができますし、逆に高齢になってから正社員から派遣社員へとキャリアチェンジすることもできるということですね。

派遣社員として働いていく場合、何歳まで働くことができるのかということについて不安に感じている方も多いかもしれませんが、それは正社員でも同じことです。

現在では正社員だとしても定年までしっかりと勤め上げることができる保証はどこにもありません。

大事なのは、雇用形態に関わらず、自分が高齢になったとしても必要とされるスキルや知識、経験を身につけておくことだと言えます。

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